チームワークが仕事の質です！！

日に日に暑さが増している今日この頃ですが気持ちの良い天気と言えば気持ちの良い天候ですね。
お陰様で仕事もスムーズに順調に進行していけます！
安全第一で今週も各現場で様々な仕事が進行していっておりました！
その中でも「やっぱりチームワークが大切だなぁ」と感じた現場のご紹介を。

青空映える現場ですが、北広島町で進行中のＳ様邸新築現場です。
こちらの現場でコンクリート打ちが行われました！
木造住宅建築でこのような規模でのコンクリート打設というのは正直珍しい光景で、コンクリート造の建物であればこのような光景になるのですがＳ様邸は木造住宅なのです！
ですがこんな珍しい光景なのは・・・、それは出来てから報告する事にします！（笑）

話逸れましたが、建設業というのはチームワークが大切というのは基本的な話なのですが改めてそう感じました。
それを物語るのが、まずこのコンクリート打設に集まった人数総勢１６名！
多すぎないですか！？とこれを書いている私も感じるほど。（笑）
ですが多すぎるという事はないんですね～。このコンクリートを固める型枠を外すとその外して固まったコンクリートがそのまま仕上げになっているんですが、通称コンクリート打ちっぱなし仕上げです。
この仕上げを完成させるためには必要な人員なのです！

これは建設業界では有名な安藤忠雄設計の「住吉の長屋」というコンクリート打ちっぱなし仕上げの代表的な建物なのですが、コンクリートの型枠の形がそのまま仕上げになるという極めて単純なものなのですが、実はこの単純な仕上げこそがものすごく難しいのです。弊社でもコンクリートの打ちっぱなしの仕上げを施工しておりますが決して簡単ではないんです！！
この作業なにをしているかお分かりですか？
これは「たたき」という作業で地域によって呼び方も変わるかもしれませんが、木槌で型枠をトントントントンと叩く作業です。
コンクリートが流し込まれた型枠の中に気泡が入り込み、コンクリートが固まったときにそれがぶつぶつと穴が開いているように見えることがあります。
そうならない為に木槌でトントンと叩いてしっかりとコンクリートを充填させているのですね。
コンクリートも固まるまではドロドロになっているので、トントンと叩くと充填されていくのがはっきり見えます。
上で作業している下で、この「たたき」を５～６人がかりで作業していきます。
下で作業するなか上ではコンクリートを直接打設するチーム。
打設するコンクリートポンプ圧送に２人、コンクリートを型枠の奥の方までしっかりと充填させる為にバイブレーターという機械を使用するのですが、その作業に２人（写真右側の黒いホースのようなものを持っているのがその作業をしている様子）、そのバイブレーターの手元２人、コンクリートを打設する作業の直前までの確認・その他作業に２人、打設したところの左官押え１人、という作業が上で行われていきます。
全景で見るとこんな感じですね！
上の人、下の人。地味な作業に見えますが、ものすごく体力も技術もいる作業なのです！！
それに加えて、現場監督１名・交通整備１名という布陣で工事を行っていきました！
（冒頭の写真が交通整備のアピール写真です笑）
そしてこの中のだれか一人でも欠けると大変です。こんだけ人がいるんだから一人くらいサボったって大丈夫でしょう！と思ってもダメなんです。
全員が必要な、全員がそれぞれの仕事をして初めて仕事が成り立つというのがこの仕事なのです！！
実はここにいる全員が弊社社員ではありません。
型枠屋さん・電気屋さん・設計士さんがおられました。この建物を完成させる為にそれぞれの責任を持って集まったチームなのです！
みんなで仲良く、喧嘩せずに、作り上げていきましょう！というチームワークではなく、それぞれがそれぞれのプロフェッショナルを持って仕事を納めて初めて最高のチームワークが発揮されるんですね。
それが結果的に良い建物・良い建築が出来ていく要因になっていきます！
そして完了しました！
※写真奥で話しているのが設計士さんと監督さんです。
お施主様に喜んでもらえる仕上りになると安心です！