安全大会
梅雨らしい気候になってきました。
梅雨らしい気候と言っても予報通りで「空梅雨」という状況が続きなかなか雨が降ってくれませんね。
会社の周りの田んぼを見ると、ところどころ水が干上がっているような状況が見受けられ大丈夫かな~と心配しております。
雨は降ると嫌ですが、自然にとっては必要なことですね。
自然にとって必要な事は雨かも知れませんが、我々建設業にとっては「安全」は最重要に必要な事です。
今日から全国安全週間なのをご存じでしょうか。
7/1~7/7までの一週間を「全国安全週間」と定めており、その準備期間として6/1~6/30までが準備期間となっています。
そしてその準備期間中である先日6/29に石見工業「労働安全衛生大会」、通称[安全大会]を開催致しました。
弊社での安全大会は社員全員参加で、また協力会社様にも集まって頂き総勢70名の安全大会になりました。
ちなみに安全大会と言っても誰かと競う訳でもなく勝敗が付くような大会ではなく、『安全に対する意識を高める』という事を目的に開催する大会なのです。
毎年この時期になると各事業所主催の安全大会が各地で行われます。各安全大会で様々な催しなどが行われ、講師をお招きして講演をして頂いたりします。
そして弊社は今年は浜田労働基準監督署より高橋寿匡様をお招きして「安全講和」を講演して頂きました。
正直労働基準局の方の話はお堅い話をされるイメージではあったのですが、高橋様のお話は過去の建設業での労働事故の話を中心に自分自身がこれまで見てきた様々な事故を例にして実体験としてお話頂いたので、
お話も分かりやすくとても有意義な時間になりました。
お話の中で「なるほどなぁ」と思ったことがありますので少しご紹介させて頂きますと、例えば人は仕事中はどうしても「仕事モード」になる。
仕事モードになると普段だと絶対に気が付くような危険な場所や、やらないようなミスを起こしてしまう。仕事に集中していると普段だと見える『危ない・危険』という感覚が少し鈍ってしまうことがある。
例を聞いていて、なんでそんなことが起こるのか!?ということばかりで、それが結局「仕事モード」だからこそ起こってしまうので、仕事に入る前の危険予知を行うことが大切だというがありました。
他にも「〇〇するときに限って・・・」というように『限っての法則』というお話をされており、「普段だったら車も通らないような交差点、一旦停止せずに交差点に入ったときに『限って』車が通過して事故をする。
と言うように労災の多くが「〇〇するときに限って・・・」ということが起こりうる。というお話もされておりました。
どのお話も決して他人事な話ではないなぁと思う事ばかりで、参加者皆さんの安全への意識が高まった「安全講和」になったかなと思います。
講演会後は「安全宣言」を行いました。
建設業に限った話ではありませんが、やはり建設業という業界は労働災害=重大事故、命に関わる事になることが多いです。
重大事故になれば自分一人の問題ではなく家族や周りの方達が不幸になってしまいます。
また軽微な小さい労働事故といっても、その小さな事故の先に重大事故が潜んでいます。だからこそ絶対に起こしてはならないのが労働災害なんですね。
労働監督署の高橋様も「残された家族の事を思うと、絶対に起こしてはならない事であり、本当に悲しい事」と仰っておられました。
絶対に起こさない!そういう強い信念を持ってこれからも現場作業を行っていきたいと思います。
だからこそこのブログでもそうですが、建設現場ではいつも最後はこの言葉に想いを託しています。
事故を起こさない、全ての方が安らげるような一日に。ご安全に!!