大きな基礎工事～完成！

記事をブログで書くという事で張り切って週に２度も書いてしまうお調子者ですが、今日は完了した工事の工程をご紹介したいと思います。
とある工場の機械の基礎の工事を請け負いさせて頂いたのですが、基礎と言ってもとにかく大きい！！
そして基礎というより建築物という規模の大きさでした。
Facebookでもちらほら写真は載せていたのですが、その工事の着工から完成までを一気に載せてみたいと思います。

まずは着工前の状況から。もともと機械の基礎がありました。これですら十分深いし大きい。そして着工！どんな工事になるのか！？という状況です。
そして、掘っていきます。。。ひたすら。
もともと地山（じやま）のところなので、深くなるにつれて湧水がどんどん出てきました。
これで半分くらいです！
人の大きさと比べると深い！ということは伝わると思います。深い！というより高い！という感覚ですかね。。。
掘削して捨てコンクリートを打って墨出しして、足場も立て、そしてさらに掘削するという大変な作業になりました。いちばん深い所で約8メートルくらいで、２階建ての建物がすっぽり入る高さです。
そして基礎配筋をして、ベースコンクリートを打設したところです。

基礎の立ち上がりをコンクリート打設したところです。
基礎への止水処理をして、足場をばらしたところです。ここから埋戻しの作業に入っていきます。
埋め戻していく作業でも大変な作業です。
埋戻しをしながらも、細かい基礎、基礎ピットを施工しながら埋め戻していきます。
そして完成した全景が冒頭のこちらです。
正直建築の業界に携わっているものでもこのような現場というのはそうそう巡り合えるものではないです。
これを書いている私自身も初めてこのような工事を実際に見ることが出来ました。
ただこれは蛇足ですが、香川県直島に地中美術館という美術館があります。地中美術館でもこのような工事だったのではないかと、建築に携わるものとしての憧れも感じました。
あ、これはただただ蛇足です。
この現場での一番はなんの事故もなく無事故無災害で終えたことが一番でした。正直キケンがたくさん転がっている現場で、現場の状況によってかなりピリピリしている状況であったり、そのお陰で現場責任者はかなり神経をすり減らしたと語っていましたが、無事故無災害でお施主様へ引き渡せた事が出来本当に良かったと思います。
なかなか見る事の出来ない現場ですが、これを機にこの仕事に興味を持っていただければ幸いだなと思います。