家づくりは住人十色

シリーズ化していくのかどうかは分かりませんが、家づくりにおいてのアドバイス的なブログです。
前回は家づくりにおけるもっとも重要な検討事項でしたが、今回は家づくりにおいてもっともおもしろく、楽しい。けど大変！な、間取り（まどり）について書いてみたいと思います。これは家を検討していない方でも参考にしてもらえればと思います。

間取りというのは、十人十色。建築の世界では『住人十色』とも言いますが、これも家族で意見が違うものです。
奥さんはキッチンはなるべく来客者から見えないようにしたいという意見を持っていても、旦那さんはキッチンはかっこいいのがいい！
と、それだけで意見は真っ二つ。なかなか次に進まない・・・なんてことも起こってしまったりします。
部屋の大きさ、動線、玄関の位置、窓の位置、南北東西の向き、平屋か２階建てか、水廻りの動線、洗濯物を乾す場所、玄関、玄関収納、パントリー、クローゼット、トイレ、洗面、お風呂、吹き抜け、勝手口・・・・・・・etcと、検討事項をあげるときりがありません。

個人的な経験でお客様のすべての要望を取り入れたら建物が敷地より広くなった・・・なんて経験もありましたが、それくらい検討事項が多いのが家です。
検討事項は家族で考えて決めてもらうところなので、要はご家族の意見をまとめてもらうところです。

こういう書き方をするとまるで家づくりは面倒なもののようですが、決してそういう事をお伝えしたいのではないのです。

家づくりは希望を前面に打ち出す

「こんなキッチンがいい！」「こんな部屋がいい！」「リビングはこんな雰囲気がいい！」「家に帰ってきたらこんな気分になりたい！」など。
希望を全面に打ち出すと楽しくなるし新しい発明が生まれます。

でもそんな希望ばかり言ってると家が家にならないのでは？？
と聞こえてきそうですが、そこで出番になるのが「iwamiの家つくり」なのです。
お施主様のご希望にブレーキと調整をしていくのがプロのお仕事です。
「ここのこんな希望とここのこんな希望は、こういうのが良いのでは？」とか「ここのこんな希望は実はこうこうこういう理由で使いにくくなりますよ」とか、「予算オーバーですよ」とか、ブレーキをかけていきます。
そうしていると、その中で新しいアイディアが生まれたり、いままでなかったようなデザインや新しい機能を持った部屋が出来たり、お客様の希望がお客様独自の最も最適な家になっていきます。

だからこそ希望を全面に打ち出していく事が大切なんですね。

家づくりは楽しいものです。一生に一度の買い物と言われますが、一生に一度の経験とも言えます。
そんな一生に一度の大きな決断のお手伝いが出来ればと思います。
ではまた次回。