チームワーク。
例えば家一軒を建てるだけでも多くの人が関わります。
現場監督・大工・左官・配管工事・電気工事・クロス工事・サッシ屋さんなどなど。
地域や会社にもよりますが大体１０～１５種くらいの業者さんが出入りすると言われます。
基本的には職種が違うという事は会社も違います。
会社が違えば会社の社長も違い経営理念や社訓も違います。
極端に言えば給料だって違います。
まったく違う業者が集まって仕事をします。

全てが違う訳ですが、たった一つだけ共通しているのは「良い住宅を造る」という事です。
この最終目標の為にそれぞれの業種・職種の人が自分の仕事を全力でこなします。

最高のチームワークで建てた住宅はそこに関わった人、誰もが誇りを持てる住宅になりますし、まさにプロフェッショナルとしての真価が評価されるときでもあります。
仮に誰かが手抜きをして、住宅が完成してから不備が起こった時はその誰かの手抜きひとつで施工会社・設計者含めそこに関わった人すべての人の信頼がなくなってしまいます。

だからこそチームワークと言うのが最も大切な事になるのです。
チームワークを感じて完成した時の達成感は「自分がやり遂げた！」という達成感と共に「チームとしてやり遂げた！」という気持ちにもなります。
そうする事で工事が始まった当初は知らなかった人同士でも、工事が終わるころにはまるで親友のような関係になっているという事も少なくありません。
また現場が難しければ難しいほど現場でのチームワークはより結束が強いものになるので、やりきった時の仲間意識、チームワークは一生ものです。

チームワークが発揮されるからこそ、時に言い合い、ケンカをすることもあります。
ただ同じゴールを目指す事には変わりません。
こんな魅力は建設業ならではなのではないでしょうか。